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導入後の声

医療法人AGRIE メドアグリクリニックなごや マネジメント難度の高い非常勤の当直医師を、当直連携基盤でカバー

【医療機関名】メドアグリクリニックなごや

【所在地】〒463-0006 愛知県名古屋市守山区川東山2515

【代表者】院長 三宅孝

【ホームページ】http://www.medagricare.jp/

メドアグリグループは、2015年6月に開業した「メドアグリクリニックつくばみらい」からスタートして以来急速に拠点を増やし、現在は20の診療所と2つの有料老人ホームを運営する全国展開の医療機関だ。

「病院での治療後に、安心して療養できる場をつくりたい」という創業者の想いの通り、それぞれの診療所が地域に根ざして良質な在宅医療を提供している。

そんな中でも、今回インタビューに伺ったのは、2021年4月に開業し、愛知県名古屋市に拠点を置く「メドアグリクリニックなごや」。地元の在宅医療体制を支える診療所で院長を務める三宅孝先生と、新しい診療所の開業を支える三井紳碁新規開発部長にお話を聞いた。

医療法人AGRIE メドアグリクリニックなごや院長三宅孝(ミヤケタカシ)

1951年生まれ。1979年名古屋市立大学医学部卒業。1984年同大学の医学研究科大学院を卒業し学位を取得。多治見市民病院、国立浜松病院、知多厚生病院などの外科部長を経て、2014年には足助病院副院長兼外科部長兼医療安全感染制御部長として従事。在宅で患者様に寄り添った治療に従事したいという想いから在宅医療を志し、2021年4月医療法人AGRIE入職。同時にMED AGREE CLINIC なごやの院長に就任。名古屋市守山区を中心とした患者様の訪問診療に日々尽力している。

医療法人AGRIE 新規開発部 部長 三井紳碁(ミツイシンゴ)

1993年三重県生まれ。2015年筑波大学生物資源学類を卒業後、ネット型リユース業を手掛けるベンチャー企業に入社しビジネスを学んだ。2017年代表との縁があり医療法人AGRIEへ入職。医療は未経験の中スタートしたが、関東圏や愛知エリアでの在宅専門クリニックの新規立ち上げや営業マーケティング、住宅型有料老人ホームの立ち上げ・運営に携わった。2020年より同法人新規開発部部長に就任。 

左:メドアグリクリニックなごや・三宅院長、中:医療法人AGRIE 新規開発部・三井部長、右:当直連携基盤・中尾

「安心して療養できる場を全国各地に」

この思いで規模拡大を続ける

当直連携基盤 代表取締役 中尾(以下、中尾) :

まずは、メドアグリクリニックさんと三井部長ご自身のことについておうかがいします。三井部長は、もともと伊藤理事長の大学の後輩だったとお聞きしていますが、大学時代からのお付き合いなんですね。


医療法人AGRIE 新規開発部 三井部長(以下、三井) :

そうなんです。代表の伊藤とは年齢は13歳くらい離れているんですが、私が学生の時に大学でビジネスコンテストのようなイベントがあって、そこで知り合いました。


その頃から伊藤は在宅医療の世界にいて、私が4年生の時に一緒にやらないかと一度誘われたんですが、私自身は医学ではなく農学系のところにいたので、一旦は医療とは関係ないベンチャー企業に就職したんです。


でも、そこで1年半くらい働いた頃にまた誘っていただいて。医療業界のことはわからなかったので不安もありましたが、気にはなっていたので思い切って飛び込んでみることにしたんです。


中尾 :

何が転職の決め手になったんですか?


三井 :

私自身ずっとつくば市に縁を感じていたのと、伊藤がおもしろい人だなというのは以前から思っていて、その人柄に引っ張られてきたという感じですね。
医療のことはその頃わかりませんでしたが、いざ入ってみると非常に興味深い業界でした。


中尾 :

メドアグリクリニックさんの事業についても聞かせてください。


御社は2015年の開業以来、かなりのスピード感でエリアを拡大されていますよね。規模を大きくしていこうという思いは、もともとあったのでしょうか?


三井 :

当クリニックは「病院での治療後に、安心して療養できる場をつくりたい」という伊藤の思いから始まっているんですが、それを全国に広げたいというのはありました。


実際に、診療所を昨年は6拠点、今年は8拠点新たに出して、現在は20拠点になっています。


中尾 :

人材的な面でも、なかなか簡単にできることではないと思うんですが、リクルーティングは伊藤理事長ご自身がされているんですか?


三井 :

今年の4月に人事部ができましたが、それまでは伊藤と、現在代表取締役を務める日馬を中心にやっていました。


中尾 :

なるほど、医療系の法人だとある程度のところで拡大が止まるイメージが強いですが、トップのお二人がエンジンになってやられているんですね。


三井 :

そうですね。伊藤はドクターでもありますが、特に経営者感覚も強いタイプなんだと思います。



常勤医師は日中のみ。

当直医師のマネジメント課題から当直連携基盤の利用を開始

中尾 :

続いて、診療所の体制についてお聞きしたいと思います。

メドアグリクリニックさんでは、日中と当直帯の先生を切り分けていらっしゃるんですよね?


三井 :

そうですね。日勤の医師は、先生本人がどうしても当直をされたい希望がある場合に週1回程度お願いするくらいで、ほとんど当直の対応はしてもらっていません。


基本的には、当直対応は非常勤の先生にお願いするという形で切り分けています。
日勤の看護師にオンコール対応をしてもらったり、アシスタントにもついてもらっているので、そこから情報共有してもらって、という体制ですね。


中尾 :

そのあたりの、当直拠点のマネジメントは専任の方がいらっしゃるんですか?


三井 :

現場のマネージャーや私のような立ち上げ担当、そのほかの管理職や看護部長で相談しながら決めています。


中尾 :

では、そういった方々で日勤業務をやりながら当直のマネジメントを分担しているという感じなんですね。


三井 :

そうですね。
やはり夜間は負担が大きいので、それが原因で辞めてしまう職員もいます。当直体制はコスト面でも厳しいところがありますし、地域によって個人宅と施設患者の割合や医師と看護師の需要にも違いがあるので、マネジメントにはけっこう苦労しています。


中尾 :

当直の先生が非常勤ということで、普段の診療を知らない中での対応となると思うんですが、その点で苦労されていることはありますか?


三井 :

もちろん先生によるんですが、どうしても一部の先生は本職でないという意識があって、その姿勢が患者さんになんとなく伝わってしまうこともあるんです。医療的な情報に関しては電子カルテなどで共有できるんですが、意識の面ですよね。


弊社の理念教育やレクチャーが足りていないところもあるのかもしれないですが、やっぱり単発で来てもらって馴染んで仕事をしてもらうのは難しいんです。
ただ、常勤の先生に夜間もお願いすると負担が大きくなってしまうので、そこはある程度割り切って考えています。


中尾 :

確かに、そこは多くのクリニックさんも課題として抱えていらっしゃるようですね。
そういった背景から、名古屋で当社のサービスをご検討いただくようになったんでしょうか?


三井 :

そうですね。
このメドアグリクリニックなごやが開業した初期の頃に、日中の常勤の先生が明け方4時頃に連絡を受けて、急遽タクシーで向かってお看取りをしたということがあったんです。
この出来事をきっかけに、往診体制を考え直そうという声が内部から上がりました。


中尾 :

内部からの声で、経営層の方々が動いたんですね。


三井 :

はい。それで理事長のつながりから紹介を受けて、当直連携基盤さんのことを知りました。リソース的に可能なら自前で体制を整えたいという思いはありましたが、コスト面なども考慮してお願いすることにしたんです。


安心して当直を任せられる仕組みで、

昼しっかり働いて、夜に休息する体制が確立した

中尾 :

当社のサービスをご利用いただくにあたって、懸念されたのはどんな点でしたか?


三井 :

どういう体制・仕組みでサービスを行われているのかとか、どの範囲までを対応していただけるのかとか、対応の質といった点ですね。


中尾 :

実際に利用されてみて、また1年以上ご利用いただいて、そのあたりはどうでしたか?


三井 :

活用方法やご対応いただける範囲も徐々にわかってきて、今ではとても助かっていますよ。
初めての患者さんでも、当直連携基盤さんで来ていただく先生には「お客様」という感じで見ていただいて、患者さんからの印象は悪くないと思います。
それと、アシスタントの方もスムーズにアシスタント業務をこなされているのを見て、よく教育されているなと思いました。


中尾 :

ありがとうございます。当社としてもアシスタントは力を入れている部分なので、そう言っていただけるとありがたいです。
三宅院長は現場からご覧になって、当社のサービスはいかがですか?


メドアグリクリニックなごや 三宅孝院長(以下、三宅) :

私たちの出勤できない時に来ていただけるので助かっていますよ。
やはり、普段からの患者さんとのつながりのない先生にお願いすることになるので、そこのギャップを埋めるためにも、当直の先生がすぐに状況を把握できるよう、病名や発症歴などのサマリーを、詳しくカルテに記載するように気をつけています。



中尾 :

連携のところで、色々工夫していただいているんですね。
では最後に、当直連携基盤のサービスをご利用いただいてみて、どんな医療機関さん、あるいは先生におすすめしたいと感じたか、お伺いできますか?


三宅 :

24時間おひとりで対応されているような在宅医の先生もいらっしゃるので、そういう先生には特におすすめしたいサービスだと思います。
実際に、私も「主治医が24時間責任をもって対応する」というのが当たり前の世界だと思って勤めてきました。
なので、このメドアグリの体制にしても、当直連携基盤さんのサービスにしても、昼間しっかり働いて夜はゆっくり体を休められる、というのはありがたいです。


中尾 :

学会にも行けなかったり、夜にお酒を飲んでリラックスしたりできないということで苦労されている先生もいらっしゃいますもんね。
本日は、貴重なお話をありがとうございました。



 

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